筑後川の四大井堰の紹介

袋野堰の位置図

               (この位置図は筑後川河川事務所発行の「筑後川流域基礎情報」による。)

歴史的背景

 筑後川左岸の袋野堰の用水工事は、生葉郡(現・うきは市)の大庄屋田代屋三左衛門、重仍によって完成した。トンネル工事2kmは、石工たちや農民たちの鑿や斧での施工であって多くの犠牲者が出たという。3年に1度トンネルを一般に開放してくれるが、長靴をはいて、懐中電灯を照らしながら歩くと、至るところにあわびの貝殻が置かれており、これに油を注ぎ、燈芯の灯りで掘削した鑿の跡がみられる。昭和29年九州電力鰍ノよって、夜明ダムが築造され、袋野堰はダム直上流左岸の湛水域から取水となり、石堰は水底に没して見ることが出来なくなった。

袋野堰の全景

               (この全景写真は筑後川河川事務所発行の「筑後川流域基礎情報」による。)

現地探訪

  

 袋野堰の現地を探訪しました。


    夜明ダム

    夜明ダム

    夜明ダム貯水池

   袋野用水取水口