筑後川の四大井堰の紹介

山田堰の位置図

               (この位置図は筑後川河川事務所発行の「筑後川流域基礎情報」による。)

歴史的背景

山田井堰の工事は、寛文3年に始まり、翌年に完成。その内容は水門を現在の岩石の切貫より下流に設け、樋をかけて、堀川に流し込んだという。その後、享保6年取水口変更、切貫水門(トンネル)となる。宝暦10年取水口、堀川拡張、新堀川(南線)kの掘削、さらに古賀百工が堰の大改修を行い、現在の姿となる。この大改修は当時としては困難な工事で巨岩、巨石を組み合わせ、また舟通しや石畳に苦心して造られた。これによって、新堀川通水直後の370haの水田が487haに広がった。大石堰と同様に昭和28年の筑後川の大水害で山田井堰も破壊されたものの、改修がなされ、今日見るような石畳の斜堰の優美な姿は変わらない。

山田堰の全景

               (この全景写真は筑後川河川事務所発行の「筑後川流域基礎情報」による。)

現地探訪

  

 山田堰の現地を探訪しました。


    山田堰

    堀川用水取水口

    取水口直上の水神様

    堀川用水