活動状況

河川功労者受賞に対するコメント


       「日本河川協会河川功労者の受賞について」
                            古賀河川図書館 古賀邦雄

 

 古賀河川図書館は、筑後川沿いの久留米市高野にて、水・河川・湖沼に関する図書を所蔵し、閲覧、貸出、レファレンスを行い、河川行政関係者をはじめ、大学の先生、学生、NPOの人たち等年間平均150名ほどが来館されます。
 このような活動に対し、平成26年5月26日、東京砂防会館にて、虫明功明日本河川協会長から、「歴史、文化活動又は芸術活動等により、河川文化の発展に寄与し、功績があった」として、「平成26年河川功労者」の表彰を受けました。

 

 表彰後、16時30分〜18時まで、次のように「文献にみる河川文学の探求」のテーマで記念講演をしました。
@ 三つの水循環を考える、A古賀河川図書館の分類表、B文献にみる河川文学の探求−江戸期の文学『玉川兄弟』、『弧愁の岸』、『箱根用水』、『筑後川』、『藤江監物私譜』、ダム文学『日陰の村』、『黒部の太陽』、『湖水誕生』、『瀑流』、『砦に拠る』、水害文学『空白の天気図』、『洪水、天二漫ツ』、『洞爺丸はなぜ沈んだか』、『海吠える』、『濁流−雨に消えた299人−』。河川に係る人たちの苦悩が文学に表現されています。

 

平成24年6月現在、古賀河川図書館の所蔵は一万冊にもなりました。此の度の受賞については、「筑後川水の友」の皆さんが当図書館を平成20年5月の開館からこれまで支援していただいた、賜物と心から感謝しております。ありがとうございました。
                 (平成26年6月24日)